放射能汚染食品の測り方
EUが輸入規制している都道府県食品
福島、群馬、茨城、栃木、宮城、静岡、長野、山梨、埼玉、東京、千葉、神奈川
以上12都県で生産、加工された食品は食べないほうがよい。特に福島、宮城、茨城で生産、加工された食品は絶対に子供に食べさせないこと。
チェルノブイリ原発事故で内部被ばくの研究をしたゴメリ医科大学のユーリ・バンダジェフスキー氏
「心臓など重要な臓器にセシウム137が蓄積され、心筋障がいなど心臓の疾患が引き起こされやすい」
「がれきを動かすこと自体危険だ。放射能汚染がない地域にあえて持ち込むことはない。汚染しない野菜を栽培する場所が必要だ」
心筋梗塞や急性白血病で死亡した人は福島第一原発事故の影響を受けている。
放射能汚染食品の測り方
放射能に汚染された食品を測るには、ゲルマニウム半導体検出器などで測るが、値段が高すぎるため一般家庭では難しい。
このため手頃な値段で買える、アメリカ製のインスペクター+(inspector+)で汚染食品を測る方法をお伝えする。インスペクター+の理由は、マイカ窓で低エネルギーのベータ線が測定できるから。30万円以下で食品汚染がわかる測定器はインスペクター+だけ。
アルファ、ベータ、ガンマ線の合計値を測定する必要がある。値段の安い測定器はガンマ線だけを測っており、放射能汚染発見が困難。
また低エネルギーのベータ、ガンマ線を測定するには、感度の高いアルファ線対応測定器が必要となる。
食品を測る場合は表面だけでなく切断面も測ったほうがよい。バックグラウンド数値(なにもない状態)と食品表面の数値を比較すれば汚染がわかる。
インスペクター+のタイマーモードで測ること。バックグラウンドを10分測り、次に食品表面を10分測る。数値に差があれば食品が汚染している。正確な数値を知るには測定時間を長くすること。食品は乾燥させたほうが測定しやすい。
インスペクターEXP+(プロープがついているので、マイカ窓の汚染の心配がない)
SEI社 インスペクターEXP+ 放射能表面汚染測定器 Inspector EXP+
インスペクター+
ガイガーカウンター 米国S.E社製 INSPECTOR+ (インスペクタープラス)
インスペクター+ ワイプテストプレート(空間線量が測れる)
米国 SEI社 INSPECTOR+ インスペクタープラス 放射能表面汚染測定器/空間線量測定器
INSPECTOR USB インスペクターUSB
米国S.E社製
ガイガーカウンター InspectorUSBは意外と万能でした。
インスペクターUSB(InspectorUSB)は、α線、β線、γ線に感度のある、ガイガーカウンタです。
従来モデルであるInspector+、Inspectorの最新バージョンです。パソコンとの通信に必要なUSB端子を備え、専用ソフトウェア(オブザーバーソフトウェア)も付属品に含んでいます。また、PCソフト上では、事前に登録されている核種を選択して、Bq/cm2の値に換算できるように改良が加えられました。また、液晶ディスプレイにバックライトが付加されました。
測定対象は何ですか? ① 物、② 人、③ 環境
ガイガーカウンタの購入でお悩みの方は、以下のポイントを確認ください。
① 物の放射能汚染測定にはインスペクターが最適です。その理由は下記の「インスペクターをお薦めする理由」をご覧ください。ブログに「ガイガーカウンターの選び方」も掲載しております。測定方法については、JEMIMA (社)日本電気計測器工業会の工業製品の放射能汚染を確認する方法を参照ください。
② 人の放射線被ばく線量の測定にはポケット線量計をお薦めします。小型で携帯に便利な上に、胸ポケットに携帯して測定するために校正されています。また、アラーム機能のみの放射線測定器もあります。危険のみを察知したい方にはこちらの方が適しているかもしれません。
③ 環境放射線の測定にも、各種ガイガーカウンターが御利用いただけます。過去の積算線量を時系列で記録したい場合はデータ記録機能やPC通信機能を持つタイプを選ぶ必要があります。
私がインスペクターを使っている理由
- mR/hr又はμSv /h、CPM又はCPS、Total又はTimerカウント数の、3つの表示モード!
→ 線量率、カウント値、一定時間中のカウント値など、様々な使い方ができます。 - 直径45mmの大口径GM管検出器を採用!
→ 測定対象物の大きさや、形状による測定誤差が小さくなります。 - 334cpm/μSv/hの高感度(Cs137)!
→ 他のガイガーカウンタと比べてみてください!感度の低い機種だと正確に測定できないことがあります。 より高感度のタイプを希望される方には、シンチレーションサーベイメータをお薦めします。 - 連続2000時間使用可能!(アルカリ電池の場合)、約327gと軽量(電池含む)!
→ 持ち運びに便利な携帯性です。 - パソコン通信ソフトを標準装備!
→ リアルタイムの測定結果をPCに表示することができます。
製品仕様
検出器 | ハロゲン消滅形GM管検出器(直径45mm) |
測定線種 | α線(2MeV~)、β線(16MeV~)、γ線、X線(10keV~) |
測定範囲 | 0.001~100mR 0.01~1000μSv/h 0~350,000cpm 0~5000cps 0~9,999,000counts |
測定効率 | 334cpm/μSv/h (3340cpm/mR/h) Cs137の場合 |
効率設定 | S35, Sr/Y90、Cs137、P32、C14、I131、Co60等 |
タイマー機能 | 任意設定(1分、10分、1時間刻み) |
アラーム設定 | 任意設定 |
ブリープ音 | 放射線を検知するごとに鳴動。OFFすることも可能 |
データ更新頻度 | 3秒ごと(30秒平均)*自然放射線レベル |
生産国 | アメリカ SE International社製 |
使用環境 | -10℃~50℃ |
本体寸法、重量 | 150×80×30mm、273g(電池含まず) |
使用電源 | 9Vアルカリ乾電池 2000時間使用可能 *自然放射線レベル |
付属品 | ナイロンケース、日本語マニュアル、オブザーバーUSBソフトウェア |
ファームウェアバージョン | 2.13 |
別売オプション | ワイプテストプレート、エクストリームブート(2つの同時装着不可) |
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