ガイガーカウンター InspectorUSBは意外と万能でした。
インスペクターUSB(InspectorUSB)は、α線、β線、γ線に感度のある、ガイガーカウンタです。
従来モデルであるInspector+、Inspectorの最新バージョンです。パソコンとの通信に必要なUSB端子を備え、専用ソフトウェア(オブザーバーソフトウェア)も付属品に含んでいます。また、PCソフト上では、事前に登録されている核種を選択して、Bq/cm2の値に換算できるように改良が加えられました。また、液晶ディスプレイにバックライトが付加されました。
測定対象は何ですか? ① 物、② 人、③ 環境
ガイガーカウンタの購入でお悩みの方は、以下のポイントを確認ください。
① 物の放射能汚染測定にはインスペクターが最適です。その理由は下記の「インスペクターをお薦めする理由」をご覧ください。ブログに「ガイガーカウンターの選び方」も掲載しております。測定方法については、JEMIMA (社)日本電気計測器工業会の工業製品の放射能汚染を確認する方法を参照ください。
② 人の放射線被ばく線量の測定にはポケット線量計をお薦めします。小型で携帯に便利な上に、胸ポケットに携帯して測定するために校正されています。また、アラーム機能のみの放射線測定器もあります。危険のみを察知したい方にはこちらの方が適しているかもしれません。
③ 環境放射線の測定にも、各種ガイガーカウンターが御利用いただけます。過去の積算線量を時系列で記録したい場合はデータ記録機能やPC通信機能を持つタイプを選ぶ必要があります。
私がインスペクターを使っている理由
- mR/hr又はμSv /h、CPM又はCPS、Total又はTimerカウント数の、3つの表示モード!
→ 線量率、カウント値、一定時間中のカウント値など、様々な使い方ができます。 - 直径45mmの大口径GM管検出器を採用!
→ 測定対象物の大きさや、形状による測定誤差が小さくなります。 - 334cpm/μSv/hの高感度(Cs137)!
→ 他のガイガーカウンタと比べてみてください!感度の低い機種だと正確に測定できないことがあります。 より高感度のタイプを希望される方には、シンチレーションサーベイメータをお薦めします。 - 連続2000時間使用可能!(アルカリ電池の場合)、約327gと軽量(電池含む)!
→ 持ち運びに便利な携帯性です。 - パソコン通信ソフトを標準装備!
→ リアルタイムの測定結果をPCに表示することができます。
製品仕様
検出器 | ハロゲン消滅形GM管検出器(直径45mm) |
測定線種 | α線(2MeV~)、β線(16MeV~)、γ線、X線(10keV~) |
測定範囲 | 0.001~100mR 0.01~1000μSv/h 0~350,000cpm 0~5000cps 0~9,999,000counts |
測定効率 | 334cpm/μSv/h (3340cpm/mR/h) Cs137の場合 |
効率設定 | S35, Sr/Y90、Cs137、P32、C14、I131、Co60等 |
タイマー機能 | 任意設定(1分、10分、1時間刻み) |
アラーム設定 | 任意設定 |
ブリープ音 | 放射線を検知するごとに鳴動。OFFすることも可能 |
データ更新頻度 | 3秒ごと(30秒平均)*自然放射線レベル |
生産国 | アメリカ SE International社製 |
使用環境 | -10℃~50℃ |
本体寸法、重量 | 150×80×30mm、273g(電池含まず) |
使用電源 | 9Vアルカリ乾電池 2000時間使用可能 *自然放射線レベル |
付属品 | ナイロンケース、日本語マニュアル、オブザーバーUSBソフトウェア |
ファームウェアバージョン | 2.13 |
別売オプション | ワイプテストプレート、エクストリームブート(2つの同時装着不可) |