映画館
1999年12月31日<ミレニアム>最後の日、地獄の扉が開かれ闇の支配者・悪魔<サタン>が復活する・・・。悪魔は次の千年を支配するため人類滅亡の瞬間を待ち受けていた。しかし、その運命を変える可能性を秘めた一人の女が立ち上がった。世紀末のニューヨークを舞台に、全人類の未来を賭けた最終戦争が始まった。
『エンド・オブ・デイズ』に見る千年王国の兆し
千年王国の真相
千年王国に関する誤解の根源
準備中
もうしばらくお待ち下さい
準備中
もうしばらくお待ち下さい
おすすめ映画
アインソフ談】 メインタイトルレビュー
ネタバレ参考
1999年12月31日 1000年紀《ミレニアム》新ミレニアムに復活を目論ろむサタンの野望に運命に導かれるまま立ち向かうタフガイ・シュワルツネッガーの姿を描いた作品
《ミレニアム》とは広義には千年記の意味であるが、特に西暦2000年のことをいう。しかし、本来の意味はキリスト教用語で、「千年王国」を意味しており、聖書に説かれている主要な教義の一つである終末論的救済思想であり、『ヨハネの黙示録』20章1-10節に記してある。本作でも舌を自ら切り取った元修道士の部屋に「20-7」のヒントが登場するが、これが20章7節にある「千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。」を指している。このように本作を理解するにはキリスト教の知識がある程度必要です。
題名のEnd of Daysにしても、End of Dayなら”1日の終わり”だが、複数形になると何で?”世界の終り”なのかも知識が無ければ解らないでしょう。”世界の 終わり”がEnd of the Worldではなく、End of Daysなのか?キリスト教的解釈で、Days=Millennium
Millenniumミレニアムとは、キリストが支配する至福千年期で、これが終わりを告げ、新たにキリスト支配に取って代わり他の者サタンが支配するという意味なのです。
そもそもサタンとは聖書の原語であるヘブライ語で「敵」を意味する言葉だ。なので支配者が代るだけで、人類滅亡とか地球滅亡とかいうお話では全くないのです。しかし、地上の栄枯盛衰には必ずと言ってよいほど、天変地異(宇宙規模の天体現象による、恒星間重力・増大する宇宙線に触発された地球外核の液体金属鉄塑性流動変動に伴う磁極変動に連動する地軸変動としてのポールシフト)がシンクロしている歴史がある。
キリスト教は、特に西方教会はパリサイ派ユダヤタルムード教イエズス会に汚染され一神教ですから、他の神や信仰を認めません。
なので、サタンが復活したら、”真のキリスト教”の均霑なる神を否定し他(寡頭勢力)を信じる人間が増える世界が到来するということです。その後ハルマゲドンという最終戦争が起るとされている。
勿論、キリスト教下の教えでは、”主”の軍勢が勝利し、悪とその勢力が滅ぼされることになってます。この戦いは、サタンの支配下にある地上の支配者たち(独裁者と偽預言者・偽善者など)からの悪霊に集められた軍勢と、”主”の軍勢との戦いで、反キリスト勢力は目的を遂げるられず、邪悪な者たちの軍勢に神の怒りが注がれ、悪魔が「火と硫黄の池に投げ込まれ」ると聖書に書いてある。
では、サタンは、キリスト教に取って代わろうと目論み、どのような教えで人々を導いていったのでしょうか?
サタンは、エデンの園で発した誘惑の言葉と同じように、神中心(他己中心:隣人愛)でなく、自己中心な生き方こそ、幸福の道だと教えます。神中心に生きる必要はない、神の統率(経綸)や導きのもとにいる必要はない、自分で、自分たちの社会を築きなさい。他(神)に支配されず、自らの意志を貫く主権者になってこそ、幸福になれるのだ、と教えて反キリストの勢力を増やしていきます。
このようなサタンの教えは、現代の多くの人が持つ考え方そのものであるように思えます。自己中心的自由は自分だけ良ければ良いという、結局自由の履き違いにより、安否を気遣えない、共存・共有できない独裁・独占による依存性を生んで寄生し合い、力が勝るものによる搾取(たかり)へと発展する。
このような考え方の始まりは17世紀の理神論から始まりであり啓蒙思想の起こりと捉えて良いであろう。実際の啓蒙思想は反キリスト教であり、特にカトリシズムの否定という形を取った。啓蒙の哲学は要するに合理主義である。啓蒙主義・合理主義は理性の自立を主張し、理性の自立する根拠については十分な論証がなく、これが無批判に肯定される。理神論と啓蒙思想の時代までは理性が至上のものと思われていた。それ程、前時代は教会が至上のもので、畏敬なものは全て神の教えや精霊や悪魔の仕業で片付けられていたという事だ。
ミレニアムではなく、もっと以前に実はサタンは復活していて、反キリスト勢力は大挙しているのだと思われる。
こうような一連の知識があると、サタンとの闘いの本作を楽しめるのではないかと思います。
火が多様されている意味、ラスト主人公が取る行動も「携挙」と捉えハッピーエンドなのだと理解できると更に楽しめると思います。
20年前の作品だが、今観ても十分楽しめる。
シュワルツネッガーが若く見えるがそれでも52歳で州知事になる前の1番円熟していた時期の作品です。
Source by
動画:”「エンド・オブ・デイズ」予告編”giovannuzza-YouTube
”千年王国の真相を解明する”SAVE GROVE-YouTube
参考:”乾椎茸”Amazonレビュー
関連
COWBUN伸学をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。