アインソフ談】
機密文書「アフガン・ペーパーズ」の衝撃
米国にはアフガニスタンに対する根本的な理解が欠け、何をすべきかわかっていなかった。
米紙ワシントン・ポストは昨年12月9日、アフガンでの米軍の軍事作戦に関し、米軍幹部や米政府高官らが作戦は失敗していることを認識していながら、成果を上げているかのように装う隠蔽工作を長年にわたり展開していたと報じた。
文書の内容は、政府や軍の高官、外交官ら600人以上から聞き取りした調査をまとめたもの。冒頭のルート退役中将をはじめ、アフガン作戦にかかわった高官らが驚くほどあけすけに本音を語り、これまで米国民と世界を欺いていた事実を白日のもとにさらす内容だ。対テロ作戦の元軍事顧問は「あらゆるデータが可能な限り(作戦が)成功しているように修正された」と説明したという。
米国は、2001年9月11日の同時多発テロ事件から約1カ月後の10月7日に軍隊をアフガニスタンに派遣。この戦争は今日まで18年間続いている。朝鮮戦争(約3年)、ベトナム戦争(約14年)と比べても異常に長期にわたる戦争だ。この間、戦死者は2300人にのぼり、投じられた費用はゆうに1兆ドル(約109兆円)を超える。
ワシントン・ポストは日頃、米政府の海外軍事介入を後押しするネオコン(新保守主義派)的な論調で知られるが、今回のアフガン・ペーパーズは、かつてのペンタゴン・ペーパーズに匹敵する特報として素直な評価に値する
これまでも一部のジャーナリストや議員はアフガン戦争に関する米政府の公式説明に疑義を唱えていたが、おおむね陰謀論者として嘲笑されるか黙殺されるかだった。その意味でも、有力紙の一角であるワシントン・ポストが政府の嘘を暴いた意義は大きい。
トランプ米大統領はブッシュ、オバマ両政権のアフガン政策を批判、米軍撤収を繰り返し主張してきた。今回の暴露をきっかけにアフガン戦争への批判が高まり、米国史上最長の戦争に終止符が打たれれば、テロをなくすどころか逆に世界で反米感情を巻き起こしてきた対テロ戦争が転機を迎え、世界は平和に向けた大きな一歩を踏み出せる。
アフガン戦争、真相究明の機運が盛り上がらず
ウクライナ疑惑が米国にとってなぜ脅威かさっぱりわからないが、かりにそうだとしても、米国民を欺き、現在進行形で米兵士やアフガン市民の生命を危機にさらすアフガン戦争のほうが、どう考えてもはるかに大きく差し迫った脅威だろう。
リベラル路線で民主党シンパの多い米大手メディアは、ワシントン・ポストの第一報を紹介はしたものの、その後は相変わらずウクライナ疑惑に血道を上げている。しばらく前、ロシア疑惑で大騒ぎし、結局何の証拠も出てこなかったのに、まったく懲りていない。アフガン文書が提起した問題を事実上、黙殺しているに等しい。
日本政府が米国によるアフガン攻撃を一貫して支持
している中で、12月4日、アフガニスタンで長年、農業用水路の建設など復興に携わってきた医師の中村哲さんが東部ナンガルハル州を車で移動中に銃撃され、死亡した。一部の大手紙は中村さんの死を受けた社説で、トランプ米政権による駐留米軍の削減方針に触れ、「拙速な撤収は情勢のさらなる悪化につながりかねない」(読売新聞)と異を唱えた。対テロ戦争を支持する米大手メディアと同じ論調だ。18年間も続いた戦争をやめるのに「拙速」はないだろう。
中村さんは生前、新テロ対策特措法改正をめぐる国会の参考人招致で、日本政府のアフガンへの自衛隊派遣の検討を批判。「治安が悪化する」「軍事活動では何も解決しない」などと武力によらない平和を訴えた。後に残された私たちは、アフガン・ペーパーズの黙殺と忘却を許さず、対テロ戦争そのものの終結につなげる努力が必要だろう。
年明けの2020年1月3日には米軍がイラクの首都バグダッドの国際空港で、イランのソレイマニ司令官をテロリストと呼び、空爆で殺害。イランが米軍のイラク駐留基地をミサイルで報復攻撃する事態に発展した。終わりの見えない対テロ戦争は、国際情勢にさらなる緊張をもたらしかねないが、死傷者ゼロであることから、トランプ大統領は報復しないと声明を発表した。
米国内は騒乱にして第二次南北戦争の様相を呈しているが、
2018年12月22日からだったか、もう約1か月アメリカの政府機関が閉鎖されていて、空港職員や刑務所の看守、FBI職員すら給与を受け取っていないという。表向きはメキシコ国境の壁建設の予算を下院民主党が認めず、予算が組めないということになっているが、ベンジャミン・フルフォード氏によると、このまま政府機関の閉鎖が続くと職員たちが逃げ出し、すでに1年分の予算を確保している軍によってそれら機関の職員が取って代わられるという。 トランプ大統領の真の狙いはそこで、さらに政府機関が30日以上閉鎖されると、トランプ大統… アメリカで第二次南北戦争が発生中!ネオコン勢力とトランプ大統領が世界ヘビー級… – J-anon’s blog |
好戦的ディープステート側なのか、反ディープステート側なのかということだ。
アメリカでは右翼、左翼、保守、リベラルという区別はもうしない。アメリカ国民はディープステイト側かそうではないのかで判別している。 <h2>ネットメディアから真相に迫る</h2> <h3>アメリカでは</h3> 右翼、左翼、保守、リベラルという区別はもうアメリカ国民はしていません。なぜならそれらの昔ながらの右翼、左翼、保守、リベラルというのが意味をなさないからです。</p> <a data-elementor-open-lightbox="&quo… アメリカでは右翼、左翼、保守、リベラルという区別はもうしない – COWBUN伸学 |
これは間違いなくトランプは反ディープステートであると信じたいのは私だけであろうか。
拙速:せっそく / 出来は悪いが仕上がりは速いこと。