’00年5月16日、ワーナー/チャペル・ミュージック出版会社と1999年末迄の契約が満了した為、晴れて元の名前に戻した”プリンス”。 ’01年10月16日にプリンスのオフィシャル・サイト”NPG Music Club”(以下NPGMC)のプレミアム・メンバーに対して先行でダウンロードが配信(当時は1トラック)、約1ヶ月後にフィジカル・リリース(日本盤は翌年2月)された本作は、プリンス名義としては改名宣言した’93年6月7日以来、約8年振りのアルバムとなります。(改名宣言中には「Come」や「The Vault… Old Friends 4 Sale」などプリンス名義もあるため混乱しますが…)
The Rainbow Children - Prince Tribute
CDアルバム
The Rainbow Children
Prince &
The Revolution – Anotherloverholenyohead (Official Music Video)
Prince -
I Could Never Take The Place Of Your Man (Official Music Video)
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Prince - Alphabet St. (Official Music Video)
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再びプリンスと名乗るようになったこのアーティストの昔からの熱心なファンは、突飛だが爽快な本作の精神的な内容に驚かされはしないだろう。結局のところ、プリンスはそのキャリアの大部分において神聖さと不浄さのあいだに横たわる深い溝をまたいで立っていたのだ。だが、たとえそうであっても本作の赤裸々で宗教的なトーンは賞賛せずにはいられない。軽快なエンディング曲「Last December」で、プリンスとコーラス隊は「父と子の名において、わたしたちはひとつにならなければならない」と宣言している。本作の目的は明快であり、アルバムのほぼ全編を通じてプリンスは宗教的な愛の精神に突き動かされ、ここ数年の彼と変わらないサウンドを聴かせてくれる。そして、穏やかなワルツ「She Loves Me 4 Me」からリラックスしたジャズ風の「Mellow」まで、グルーブ感のなかに贖罪の気持ちが組み合わされている。たとえ今の音楽の主流(本作を通して風刺的に物語っている)から外れようとも、プリンスは喜びに満ちあふれたファンキーな音を奏でている。(Amy Linden ,Amazon.com)