放射線被曝には、内部被曝と外部被曝の2つがあります。
経口摂取、吸引などにより体内に取り込んだ放射性物質による被曝
呼吸や飲食によって取り込まれた放射線を発する源が体の中で発射された放射線で自分自身が被曝をしてしまうことです。放射性原子を吸い込んだり食べたりして体の中に取り入れてしまい、体の中で放射線が発射される。低線量被曝にあって、外部被曝の100倍危険ということが明るみになってきました。
体の外部にある放射線源からの放射線被曝
放射線を発する源が(放射線源、放射性原子)が体の外にあって、外から放射線が体に当たってくることです。
α(アルファ)線は物質粒子で、空気中でだいたい4cm~5cmで止まる。β(ベータ)線も物質粒子で、1mで止まる。γ(ガンマ)線は電磁波で、100mくらいまで飛ぶ。
これだけの差があります。
点放射線源からの外部被曝の場合、最も単純な防護方策はその点線源との距離を大きく取ることであるが、同じ被曝でも空気中に放射性物質が拡散してしまい吸引による内部被曝が疑われる場合は、放射線防護策としては全く異なる方法(マスクの着用など)を取らなくてはならない。
放射線防護策を検討・実施するにあたって場所の放射線量および被曝をしている個人の線量を計測(モニタリング)することは重要である。 放射線防護を行う(確率的影響の発生リスクを人々が容認可能なレベルに抑える)にあたって基本的尺度となる線量概念が実効線量(単位:シーベルト、記号:Sv)であり、個々人の被曝した実効線量は、定められた実効線量限度以下に抑えられる。
上記の図からもわかるように、低線量レベルの放射線は晩生影響(あらゆる病気の増加・早期老化)と遺伝的影響(身体的奇形・精神的奇形)が数年後〜10年・15年・20年・・・・・と現れるからである。現に私たちの3年前放射線調査を始めた際のボーダー値は0.4μSvでしたが、翌年の前期から0.23μSvに引き下げになった経緯があります。このことから想像できることは、チェルノブイリ原発事故から3年〜7年〜10年〜30年と顕著に人体への影響がで始めたことに連動しているということです。これに呼応するかのようにして、発症被爆地の放射線量値が引き下げられてきたということです。つまり、3年前までは0.4μSvで何らかの身体影響があったのであり、翌年0.23μSvに引き下がったのは発症したということでしょう。ということは、今後0.23μSvは徐々に引き下げられるということです。事故後数年から数十年経つに従い、0.4μSv〜0.23μSv〜0.15μSv・・・と引き下げられていくことは間違いないでしょう。
詳細は「低線量被曝問題」を参照
cf) ウイキペディアフリー百科事典より
https://ja.wikipedia.org/wiki/被曝
私たちが、2014年秋から始めた福島を中心とする東北一円と、首都圏に渡る線量調査データをまとめてみました。これらを踏まえて、低線量被曝にスッポットを当てて、なぜ外部被曝の100倍危険なのかを、その概要から詳細を解明していきます。
https://www.finimpact.com/empower-and-support-young-entrepreneurs/